経済危機のルーツ ―モノづくりはグーグルとウォール街に負けたのか

著者 :
  • 東洋経済新報社 (2010年4月9日発売)
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感想 : 55
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「金融緩和で日本は破綻する」よりは遥かにわかりやすく理解できました~。
以前、NHKで見たサブプライム破綻のドキュメンタリー(http://bit.ly/19Dfxwt)で金融工学ってエゲつないなと思っていたのだが、その「エゲつない」と思えるところの正しい認識を教えてもらったという感じ。(しかし、このNスペをみてなかったら内容把握できたかどうかは怪しい。わかりやすい図解映像を事前に見ていたおかげでこの本の内容を理解できたかもしれない。)
「エゲつなかった」のは「道具(金融工学)」ではなく、「人間」だったという話ね。あの住宅ローンバブルの中で、ちゃんとリクスを理解できて破綻していない金融機関もあったわけで。
そして、第2次対戦の戦勝国と敗戦国の、バブルと停滞のテレコ感がなるほどなぁ…、でしたねぇ。(日本とドイツ、ほんとそっくりなのね!?)そして、この次はどうなるのか。
とりあえず、「ものづくり日本」に固執しすぎるのはヤバいというのはわかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 政治・社会・経済・ビジネス
感想投稿日 : 2013年5月8日
読了日 : 2013年5月8日
本棚登録日 : 2013年4月11日

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