「プロメテウスの乙女」は、本来なら学校に通い、恋をし、眩しい青春を送っていたであろう少女たちだ。そんな彼女たちも正義の名を借りれば人を殺すことだって厭わない。
そして軍事主義化していく日本に立ち向かう3人の女性テロリスト。これもまたごく普通の、どこにでもいるような社会に不満を持つ女性たちなのである。
それもこれも作中に描かれた歪んだ日本が原因なのだが、あながち夢物語と言えなくもないのではないか。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本文学 - 小説
- 感想投稿日 : 2013年12月1日
- 読了日 : 2010年9月11日
- 本棚登録日 : 2010年9月11日
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