おっぱいとだっこ (春秋暮らしのライブラリー)

著者 :
  • 春秋社 (2003年3月1日発売)
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本棚登録 : 25
感想 : 4
5

心温まる本です。<br>
電車の中でどうしても子供が泣き止まないので、やむなく授乳をしたところ、周りから白い目で見られたお母さんがいたそうです。<br>
でも、一緒にいた上の娘さんが「おっぱいは○○の命の綱なんだよ!」と大人たちに言い、誰も何も言えないくらいの説得力のある言葉だった・・というエピソードに涙が出ました。<br>
母乳を与える行為は人間として当たり前な自然な行為なのに、「乳房」というものは性器としてしか見られず、それを露出する行為は良くない、だなんておかしいですよね。<br>
赤ちゃんにとっては「ご飯」であり、大切な命の糧なのに。<br>
ミルクならどこでも堂々と与えられるので外出先ではミルクにするお母さんも多いそうです。<br>
思いっきり露出するわけじゃないのだから、せめて席の片隅で授乳するくらいだったら温かい目で見てくれる世の中になって欲しいです。<br>
母乳育児の入門書にオススメな一冊だと思います。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 母乳育児
感想投稿日 : 2006年8月3日
本棚登録日 : 2006年8月3日

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