Vシリーズの9作目。
Vシリーズも、残り1作・・・。
7作目の『六人の超音波科学者』の事件からすぐ後の話であり、短編集『地球儀のスライス』に入っている『気さくなお人形、19歳』とも大いに繋がりのある作品。
土井超音波研究所の地下、密室空間で発見された死体にまつわる云々は、仕掛けが壮大で理系がさっぱりダメな私には到底理解ができなかったけれど、今までうっすら登場していた人たちの意外な繋がりやドラマが楽しめた。
母親として、林と元夫婦として、でもやっぱり天才で独特で複雑で・・・シリーズの絶対的な主人公としての紅子のいろいろな面が、この作品に集約されていたように思えた。
誰も紅子には敵わない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
Books
- 感想投稿日 : 2016年6月20日
- 読了日 : 2016年6月20日
- 本棚登録日 : 2016年6月20日
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