山尾悠子が2003年に発表した2作目の書き下ろし長編小説の文庫版。旅の途中、深夜に訪れた画廊で見かけた銅版画から始まる物語です。極限までそぎ落とした文章で、おいそれと簡単には物語に近づくことのできません。じっくりと考えながら咀嚼して味わうことを要求されます。日本にも、こんなに素晴らしい幻想文学が存在するのかと驚きました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
900 文学
- 感想投稿日 : 2022年12月5日
- 読了日 : 2022年11月22日
- 本棚登録日 : 2022年11月22日
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