初めての椰月美智子さん。前から少し気になっていた作家さんでもある。「消えてなくなっても」という切なさ全開のタイトルと、主人公の「あおの」という名前に不思議な魅力を感じ、図書館で借りてきました。
(´・ω・`) ココカラネタバレアリ〼
まず…つるかめ助産院みたいな雰囲気だなぁって思った。そして、つきのが亡くなってることは何となく感じていたけど、まさかあおのまでも亡くなっていたなんて、あまりにシックスセンス過ぎて想像できなかった。ある意味予想外の展開だった。
キャラクターとしては、河童のキヨシがとても良い子で、好きでした。
切ないというより、哀しいお話でした。亡くなってからでも、生き別れた(死に別れた?)姉弟に会えたことと、あおのの葬儀に、育ての親や兄弟、友人や小学時代の同級生まで参列し、みんなであおのの死を悼んでいたことが、せめてもの救いのように感じました。
ふたりが亡くなっているということを知った上で、もう一度読み直そうかなって思った。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2015年9月3日
- 読了日 : 2015年9月3日
- 本棚登録日 : 2015年9月3日
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