新訳 ハムレット (角川文庫)

  • KADOKAWA (2012年6月25日発売)
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本棚登録 : 85
感想 : 7
4

100de名著でおすすめの訳本として紹介されていたので読んだ。なるほどこれだけ解釈に幅を持たせる話の展開であれば400年以上読み継がれ、研究されてきたのも頷ける。QとFという2つの版がある事も議論に幅がでる原因だろう。
これを読むと、確かにハムレットはひ弱な青年という印象は消える。屈強だがタイミングの悪い男というところか。親の仇とはいえ人1人殺すって相当な選択だし、クローディアスに(表向きだけかもしれないが)不遇な扱いを受けていた訳でもないので、あの程度の煩悶は普通ではないだろうかと思う。
レアーティーズがあれだけ話に関わってきた割に最後はあっさりとした下手人になっちゃったなぁと言う感想。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年4月16日
読了日 : 2024年4月16日
本棚登録日 : 2024年4月16日

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