絵画歴史小説。実在の人物をもとにフィクションを形作る小説はあまり読んだことなかったけれど、血肉の通った『人間』が描けていてとても素晴らしかった。ほぼ主軸といって差し支えないテオの心の機微は特に良かった。
絵画は、作者の人生の足跡と時代背景が頭に叩き込まれるとより一層面白みを増すのだろうけど、その絵を観るために勉強‥というふうにはなかなかなれないし、もし興味が然程無ければスーッと抜けていってしまうだろう。
だけど、人間ドラマとして確かな面白さをもって、その魅力を伝えてくれる本は貴重だなと思った。
取り敢えず、機会に恵まれたらゴッホの展覧会は行ってみたいです笑
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年2月24日
- 読了日 : 2020年2月24日
- 本棚登録日 : 2020年2月24日
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