わたしが棄てた女 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (1972年12月15日発売)
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本棚登録 : 1680
感想 : 234
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著者の作品はどれも面白い、是非読んで、とおススメされていたのだけれど重すぎて躊躇していました。
本作は、その中でも軽作品と呼ばれるもので、これなら読めるかもと選定したものです。

実際読みやすい作品ではありましたけど軽、と表現されるような軽い話ではありませんでした。
とはいえ、ミツのような生き方をしていては特にこの時代では辛い思いをすることが多く、実際ずっと独りぼっちで寂しさを抱えた境遇だったので、最後に思いやりに溢れた居場所を見つけることが出来た彼女はやっと幸せになれたのではないかと考えました。
それなのに、著者が結局あのような運命にした意味が私には分かりません。

考えさせられる作品・・・

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 宗教
感想投稿日 : 2022年5月9日
読了日 : 2022年5月9日
本棚登録日 : 2022年5月9日

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