つれづれ、北野坂探偵舎 著者には書けない物語 (角川文庫)

著者 :
制作 : 平沼正樹 
  • KADOKAWA/角川書店 (2013年12月25日発売)
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本棚登録 : 540
感想 : 44

前作と違って複数の事件の積み重ねではなく、彼らの過去に関わる大学でバラバラな脚本を正しく並べ一つシーンを加えるという依頼の長編になっていました。分割された脚本が手元にあるわけではないので、読むだけで自分の頭で前後関係を考えながらつなげて理解するのはなかなか骨が折れましたが、クライマックスの舞台上の緊迫したシーンはとても楽しめました。二人の過去や少女の正体などかなり明らかになっているのですが、ラストシーンを読むとまだまだこれからの気がします。登場人物達の作る独特の雰囲気が好きなので続きも楽しみです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: kobo
感想投稿日 : 2019年6月14日
読了日 : 2014年4月20日
本棚登録日 : 2019年6月14日

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