ふたたび赤い悪夢 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (1995年6月7日発売)
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本棚登録 : 447
感想 : 50

探偵の傷が深く、読んでいて痛々しいです。こんなに後ろ向きでなくても、と思うほどですが彼は自分で乗り越えなければ彼女を救えない、と祈るような気持ちで読み進めました。しっかり読み応えがありました。この三作品は家族の話ですが、再読にあたって初めて読んだ時と現在とでは自分の家族構成や立場というものが全く違っていたので同じ物語でも受けた印象がかなり変わった気がします。以前はもう少しさらっと読んでいたような?綸太郎が復活しなくてはいけないので珍しく後味がよいのが嬉しいです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: その他電子書籍
感想投稿日 : 2019年6月14日
読了日 : 2012年8月1日
本棚登録日 : 2019年6月14日

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