決まった自分の殻を脱いでみたいが、その勇気が出ない時、殻を脱ぐ代わりに着ぐるみを着てしまうのはどうだろう。これはそんなことを考えた3人の物語。この柴犬の着ぐるみにはチョッキーという名前がついていて、映画館のチラシを配る。三人はそれぞれ商店街の人々と会話し自分をみつめなおし…実はそれはそれほど印象深いものではない。しかしその後おまけのような商店街の過去編に当たる00を読み、更に本編の前後にある#を読み返すと、一気にくるものがある。メインこっちじゃん…温かくて寂しくてちょっと泣きそうな優しい気持ちで読了。
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- 感想投稿日 : 2021年5月15日
- 読了日 : 2021年5月9日
- 本棚登録日 : 2021年5月15日
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