犬養、御子柴両氏が登場しますが、この本では彼らは完全なゲストです。将来を嘱望されていたスプリンターが幼馴染による事故で左足を切断することに。彼女の絶望や周りの反応、そして変化。障碍者がアスリートとして世界を狙うということの現状。殺人事件とお金の出どころというミステリを絡めて(といってもこちらもおまけ程度ですが)ぐいぐいと最後まで読まされてしまいました。最後に明かされる登場人物たちの気持ちは胸が抉られます。私たちはもっともっと障碍者スポーツについて、知らなくてはいけませんね。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未所有
- 感想投稿日 : 2019年6月14日
- 読了日 : 2017年4月9日
- 本棚登録日 : 2019年6月14日
みんなの感想をみる