谷崎潤一郎の「白昼鬼語」を読んでいたら、暗号解析にこの話が出てきたので、思わず再読。こういうとき、本当に青空文庫はありがたいです。虫の絵を描いて見せたら髑髏に見えると言われ憤慨したのをきっかけに、主人公、友人のルブラン、従者のジュピターが財宝を探すことになります。一度読んでわかっていても、虫が下がってくる場面、サークルを描く場面は本当にドキドキします。暗号解説はすべてが終わってから。有名な原理のようですが、確率と総当たり戦のような方式は初読の時の私には本当に衝撃でした。堪能しました。
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- 感想投稿日 : 2019年6月14日
- 読了日 : 2019年2月14日
- 本棚登録日 : 2019年6月14日
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