タスキを掛けて走ってる人の表紙に駅伝の話かと思って借りてきたんですがよくよく見るとジャケット着て走ってるし、ちょっと違ってました。
セカンドライフを満喫しようと主人の実家のある町に越してきた郁子。50万値引きしてもらった売主に恩義も感じず残置物の撤去を要求するところなんかクールでドライ。
そんな噂が町中に拡散する速さはSNSよりも早い村社会。
初めてあった年配女性議員にまで知られているとか。
選挙戦が揚げ足の取り合いとかなんだかねぇ。
あれよあれよという間に市会議員になって、旧態依然とした男中心の議会に新風を入れてゆくお話でした。
郁子も議員辞めると支持者の前で言う場面もあったりでバックでサポートする人たちに担ぎ上げられて思い直すとことか根の浅さを感じたりもするんですけど。
議案を通すには最大派閥じゃないと多数決で否決されちゃうし、そのため4割は女性議員にする法案とか女性専用席みたいな枠組みで、陣取りゲームみたいで政治って難しそう。
お話自体はスッキリ爽快なんですけど、なんかしっくりきませんでした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
図書館
- 感想投稿日 : 2023年10月8日
- 読了日 : 2023年10月8日
- 本棚登録日 : 2023年10月1日
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