ゆっくりさよならをとなえる

著者 :
  • 新潮社 (2001年11月24日発売)
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本棚登録 : 350
感想 : 54
4

「いままでで一番多く足を踏み入れた店は本屋、次 がスーパーマーケット、三番めは居酒屋だと思う。 なんだか彩りに欠ける人生ではある」。
春夏秋冬、 いつでもどこでも本を読む。居酒屋のカウンターで 雨蛙と遭遇したかと思えば、ふらりとでかけた川岸 で、釣竿の番を頼まれもする。
まごまごしつつも発 見と喜びにみちた明け暮れを綴る、深呼吸のように ゆったりとしたエッセイ集。

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H25.3.4 読了

ゆっくりと1ヶ月かけて読んだ。
ゆるゆると読みたい時は、川上弘美のエッセイだなぁ、と思う。

今回のエッセイで好きだったり、なるほど~と思った話を覚え書き。
・『連休のそらまめ』
・『不幸に似通ったもの』
・『爪切りも蠅も』
・『本屋さんで』
・『春休みの鬱屈』
・『十二月』
・『ムツカシイムツカシクナイ』
・『はっさく、ぽんかん、夏みかん』

書いてあることを、ほんのちょっぴり真似てみたくなる。(みかんを剥いてタッパーに入れたり、そらまめつまみにビールを飲んだり。)
そんなエッセイでした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2013
感想投稿日 : 2013年3月4日
読了日 : 2013年3月4日
本棚登録日 : 2013年3月4日

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