前安倍政権が「種苗法」という法律の改定案を
国会に提出して、2020年12月に可決されまし
た。
実は別名モンサント法と呼ばれ、他国では絶対
に受け入れられなかった過去を持つ法律なので
す。
その前に2018年4月には「種子法」も廃止さ
れてしまいました。
それは国が率先して、米、麦、大豆の苗を品種
改良したり、毎年安全な苗を農家に販売してい
るという農業の根幹です。
農家はそれらを植えて、コメなどを栽培してい
るのです。
この「種子法」廃止の理由は民間業者が参入
できるようにするという、なんとなくそれだけ
を聞けば規制緩和で良さそうに思えますが、
苗業界にはモンサントというメジャー企業が
日本市場を虎視眈々と狙っているのです。
モンサントは遺伝子組換えや、人体に影響ある
と言われる農薬を売る悪名高き企業です。
政治家に強いつながりを持っているのと、
米国の強い圧力もあって、日本はコメの輸入
ではなく、何とその手前の苗から市場の開放
を実施しているとも言えます。
元農水大臣による危機意識を高めるには必読
の一冊です。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
食です
- 感想投稿日 : 2021年3月30日
- 読了日 : 2020年1月31日
- 本棚登録日 : 2020年1月31日
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