駅名学入門 (中公新書ラクレ 682)

著者 :
  • 中央公論新社 (2020年3月6日発売)
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感想 : 11
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ちょっと前に話題になった「高輪ゲート
ウェイ」駅。この名前の公募順位は100位
以下だったにもかかわらず、JRが命名しま
した。

その評判は周知の通り。しかもその後の
コロナ禍で、ほとんど忘れ去られた存在に。

そもそも駅名はJRという企業に命名権が
あるのは分かりますが、一方で公共的な
建物に対する名称なので、そんな勝手なこ
とが許されるのかが疑問です。

一時期、よく聞かれた市町村の合併により
その新しい市町村の名称をどうするかで、
結局地名や歴史とは全く関係ないひらが
なや、幼稚園のクラスのような名称に行き
着くという「キラキラネーム」地名もよく
見られます。

「高輪ゲートウェイ駅」がキラキラネーム
に値するかは意見が分かれるところですが
駅名に関して言えば、以前から「新」や
東西南北を付けただけの安易な命名が散見
された歴史があります。

そんな駅名の全てがわかる一冊です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: テツ系
感想投稿日 : 2021年5月18日
読了日 : 2020年3月26日
本棚登録日 : 2020年3月26日

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