テニスプレーヤー伊達公子の復帰から二度目の引退まで
を綴った本です。
一度目は絶頂期での引退だっただけに、歳を重ねると
見えてくるものもあったのでしょう。さらに体力的な自信
も得たので復帰へと繋がったことが語られています。
そこから10年。
世界で一人で戦わなければならないテニスというスポーツ
は本当に過酷です。
錦織圭というトッププレーヤーが生まれていながら、
それに続く人がいない現状は卓球と比較しておかしいと
伊達氏は言います。
それは日本のテニス環境に問題があると指摘しています。
特に日本で一般的な人工芝に砂をまいたオムニコート。
これは管理が簡単なので日本ではメジャーなのだが、
国際規格ではないのだそうです。
こういった裾野の環境に一石を投じる姿勢に、テニス界
の未来を託したくなる一冊です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
なんでも
- 感想投稿日 : 2019年12月19日
- 読了日 : 2018年9月2日
- 本棚登録日 : 2018年9月2日
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