ドハマリしている「霊媒探偵 城塚翡翠シリーズ」の著者、相沢沙呼さんの作品です。
帯にね、帯に書いてあるんですよ、
このミステリーがすごい!2020年版(宝島社)1位「medium」はこのシリーズから生まれた
って。
この帯を見ていなければおそらく手にすることのなかった本書......
翡翠ちゃんは出てきませんよ。
でも、2016年初版の本書を読めばわかるんです。
本書の3年後に相沢先生が翡翠ちゃんを生み出すのが。
あっ、翡翠ちゃん愛を語るところではありませんね^^;
コホン(´ρ`*)
えーっと、本書はシスコンの冴えない高校1年生柴山祐希が主人公の青春ミステリー。
クラスメイトと話をする訳でも、部活にうちこむ訳でもなく、学校に行っても1人ボッチで過ごしていた祐希ですが、学校近くの廃墟に住む謎の女子高生マツリカ様と出会いで退屈だった日常が一変します。
本作は4作からなる連作短編。
いやいや、このマツリカ様の美人で頭脳明晰&スーパーツンデレ感は反則でしょー。
そりゃ、「柴犬」(マツリカが柴山に名付けた呼び名)も惚れちゃうよ~
いや、柴山(柴犬はマツリカ様だけの呼び名)だけじゃなくて、多くの男子はやられちゃいますよね^^;
初対面で「お前」よばわり、メールで無茶な要求、パシリに使われ、「お前つまらないね」だってさ。
それでもマツリカ様の魅力に取り憑かれていく祐希、ピュアだね~
正直、翡翠ちゃんの影を追い求めて読み始めた為、途中までの評価は☆3つ。
それがですね、最終話で☆4つに昇格した訳で、でも、その理由は内緒にしとこうかな( ・…・)クチチャック
☆5つに出来ないのは、やはり翡翠ちゃんとの比較ですが、個人的には満足( ¯﹀¯ )
そして、マツリカ様がいたから翡翠ちゃんが生まれたのはよく理解出来ました(*^^*)v
最後の終わり方も気になったけど、マツリカ様の続編ってあるのかなぁ...気になります。
あっ、もちろん翡翠ちゃんの続編も楽しみに待ってますよ~♪
高校1年の柴山祐希は、学校近くの廃墟に住む女子高生マツリカとの出会いで生活が一変する。「柴犬」と呼ばれパシリ扱いながらも、学園の謎を解明することに。男子高生の心情を描きだす、学園ミステリ。
内容(「BOOK」データベースより)
柴山祐希、高校1年。クラスに居場所を見付けられず、冴えない学校生活を送っていた。そんな彼の毎日が、学校近くの廃墟に住む女子高生マツリカとの出会いで一変する。「柴犬」と呼ばれパシリ扱いされつつも、学校の謎を解明するため、他人と関わることになる祐希。逃げないでいるのは難しいが、本当は逃げる必要なんてないのかもしれない…何かが変わり始めたとき、新たな事件が起こり!?やみつき必至の青春ミステリ。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
相沢/沙呼
1983年、埼玉県生まれ。2009年、『午前零時のサンドリヨン』で第19回鮎川哲也賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
- 感想投稿日 : 2023年9月20日
- 読了日 : 2023年9月20日
- 本棚登録日 : 2023年9月20日
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