2014本屋大賞4位と表紙に惹かれて手にしてみました。
この年の本屋大賞は「村上海賊の女」和田竜(未読)、第2位は木皿泉「昨日のカレー、明日のパン」(読了☆3)、第3位は辻村深月「島はぼくらと」(未読)...
本屋大賞受賞作には大好きな作品が多いのですが、この年の受賞作はあまり相性がよくないのかな。
本作の主人公はアフリカ出身の難民でオーストラリアに辿り着いたサリマ。
生きていく為にはお金が必要で、お金を稼ぐ為には働くのが普通の考え方。
しかし、母語の読み書きすらおぼつかない彼女は当然英語なんて話せる訳もない。
生きていく為に英語を学び、通い始めた学校、勤め始めた精肉作業場での出会いと彼女の成長の物語。
残念ながら私にはまだ本作を読み込む力が不足しているようです。
説明
内容紹介
第8回大江健三郎賞受賞
2014年本屋大賞4位
第150回芥川賞候補
第29回太宰治賞受賞
「私は生きるために、この異国にやってきた。
ここが今を生きる、自分のすべてなのだ。」
■各所から絶賛の嵐!
「言葉とは何かという問いをたどってゆくと、その先に必ず物語が隠れている」 ―小川洋子
「読んでいて何度も強く心を揺さぶられ、こみあげるものがあった」 ―三浦しをん
出版社からのコメント
異郷で言葉が伝わること―
それは生きる術を獲得すること。
人間としての尊厳を取り戻すこと。
オーストラリアの田舎町に流れてきたアフリカ難民サリマは、夫に逃げられ、精肉作業場で働きつつ二人の子どもを育てている。
母語の読み書きすらままならない彼女は、職業訓練学校で英語を学びはじめる。
そこには、自分の夢をなかばあきらめ夫について渡豪した日本人女性「ハリネズミ」との出会いが待っていた。
内容(「BOOK」データベースより)
オーストラリアの田舎町に流れてきたアフリカ難民サリマは、夫に逃げられ、精肉作業場で働きつつ二人の息子を育てている。母語の読み書きすらままならない彼女は、職業訓練学校で英語を学びはじめる。そこには、自分の夢をなかばあきらめ夫について渡豪した日本人女性「ハリネズミ」との出会いが待っていた。第29回太宰治賞受賞作。
著者について
岩城けい(いわき・けい):大学卒業後、単身渡豪。
SW TAFE ヴィジュアルアート科ディプロマ修了。
社内業務翻訳業経験ののち、結婚。
在豪二十年。
太宰治賞受賞時の「KSイワキ」から改名。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
岩城/けい
大阪生まれ。大学卒業後、単身渡豪。社内業務翻訳業経験ののち、結婚。在豪二十年。『さようなら、オレンジ』で第29回太宰治賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
- 感想投稿日 : 2022年1月14日
- 読了日 : 2022年1月14日
- 本棚登録日 : 2022年1月3日
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