「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義 日本縮約版

  • 文響社 (2018年10月5日発売)
3.26
  • (48)
  • (123)
  • (158)
  • (54)
  • (29)
本棚登録 : 3633
感想 : 194
5

手にしてからなかなか読めずにいた本書をようやく読み進めることが出来ました。

とんでもない一冊に出会ってしまった気がしています。

「死」とは何か。

人は、必ず死ぬ。

だからこそ、どう生きるべきか。

今までは単純にどう生きるかしか考えてこなかった。

どう生きるかを理解する為には、その先にある「死」を理解する必要があるんだと気づけた。

特に前半部分は自分がイメージしていた「死」がいかに表面的なモノであったかに衝撃をうけた。

本書は「死」をテーマにした哲学書。

ただし、本書で示されている内容は著者が学生向けの講義内容である為、非常にわかりやすい。

いつ訪れるかわからないが、必ず訪れる「死」について、人生ではじめて向き合うことが出来ました。

きっと著者が伝えたかった事を全て理解出来た訳ではないが、今、この瞬間を生きている私にとって非常に学び多き一冊であった。

説明
内容紹介
イェール大学で23年連続の人気講義が、ついに日本上陸!

――人は必ず死ぬ。だからこそ、どう生きるべきか――


本書は、“DEATH(原書)"のChapter1、8~16の完訳と、
Chapter2~7の原著者自身の要約原稿の翻訳文による、日本縮約版です。
本書の縮約箇所は、文響社ウェブページにて、 無料公開しております(2018年12月より)。

大好評、12万部突破!
○死とは何か
○人は、死ぬとどうなるのか
○死への「正しい接し方」――本当に、恐れたり、絶望したりすべきものなのか
○なぜ歳をとるごとに、「死への恐怖」は高まっていく<? br> ○残りの寿命――あなたは知りたい? 知りたくない<? br> ○「不死」が人を幸せにしない理由
○「死ぬときはみな、独り」というのは、本当か
○自殺はいつ、どんな状況なら許されるのか
○死が教える「人生の価値」の高め方

なぜ、余命宣告をされた学生は、
最後に"命をかけて"、
この講義を受けたのか!?

死を通すことでますます「生」が輝きを増す、世界的名著!
出版社からのコメント
「私自身が、
日本語版の制作チームに
加わっているような気分です」

このお言葉は、 日本語版制作にあたって、
「日本の読者のみなさんへ」を
書き下ろしていただき、
さらに、編集上の様々な疑問点に
お答えいただいた際の、
シェリー先生のお言葉です。


イェール大学で二十年以上、
「死」をテーマにした講義を
続けていらっしゃる、シェリー先生。

そのお姿はまるで、 悟りを開いた高僧のよう……。
「死」という難しいテーマを扱いながら、
理性的に、そして明快に導かれる、
まさに、イェール大学の看板授業!

ぜひみなさんも、
イェール大学に入学した気分で、
世界最高峰の「死」の授業を
お楽しみください。
内容(「BOOK」データベースより)
イェール大学で23年連続の人気講義が、ついに日本上陸!人は必ず死ぬ。だからこそ、どう生きるべきか
著者について
Shelly Kagan(シェリー・ケーガン)
イエール大学哲学教授。ウェスリアン大学で博士号を取得したのち、ピッツバーグ大学、イリノイ大学を経て、1995年からイエール大学で教鞭を執る。2016年、アメリカ芸術科学アカデミーに選出。
道徳・哲学・倫理の専門家として知られ、「死」をテーマにしたイエール大学での授業は、17年連続で「最高の講義」に選ばれている。また、本授業は2007年にオンラインで無料提供され、大好評を博した。本書は、その講座をまとめたものであり、すでに中国、韓国をはじめ世界各国で翻訳出版され、ベストセラーとなっている。


柴田裕之(しばた・やすし)
翻訳家。早稲田大学、Earlham College卒業。訳書に、ユヴァル・ノア・ハラリ『サピエンス全史』(河出書房新社)、マット・リドレー『繁栄――明日を切り拓くための人類10万年史』(早川書房/共訳)、チャディー・メン・タン『サーチ・インサイド・ユアセルフ――仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法』(英治出版)、ジェレミー・リフキン『限界費用ゼロ社会 〈モノのインターネット〉と共有型経済の台頭』(NHK出版)など多数がある。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年8月9日
読了日 : 2020年8月9日
本棚登録日 : 2020年1月2日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする