秋田犬の五郎丸が山里の民家の納屋で亡くなるまでの足取りを、途中途中で関わった人々との交流を交えながら追って行きます。
とても賢く思慮深い五郎丸はゆく先々で、人々の心に何かを残していきます。一か所に留まる事が出来ず飼い主が変わっていく気の毒な犬です。やはり犬は飼い主とずっと一緒に居られることが一番の喜びですから・・・。
道で秋田犬を見かけるとむっつりしているので、なんか怒ってんのかなと思ったりしますが、日本犬特融の感情を表に出さない所がまた可愛いです。五郎丸も淡々としていますが愛情深いいい子です。
中には五郎丸をシンプルに捨てるクソ家族もいてぶっ飛ばしたくなりますが、実際こういう風に捨てる人もいるんだろうなあ。
犬好きには是非読んで頂きたい本です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2021年9月1日
- 読了日 : 2021年8月31日
- 本棚登録日 : 2021年8月31日
みんなの感想をみる