松沢呉一さんはまさに知る人ぞ知るライターですが、著作が特殊なので入手が難しかったり、絶版でプレミアがついていたりします。
本作はSM雑誌に寄稿していたインタビューを集めたもので、淡々とマゾの人々の来歴を紡いでいます。目を覆わんばかりの痛い描写が沢山ありますが、彼らは自分たちの趣向を突き詰めているだけで非常に平和な人々です。あくまで自分がどう感じるかを主軸にしているので人にとやかく言われる事ではないよなあと思いながら読みました。
いや、でも最後の人なんて読んでいて自分の体が痛くなってくるようで、読むのがとても大変でした。是非ご自身で読んで確認して頂きたいです。
松沢さんはこれからも是非本を出して頂きたいです。出してくれる出版社探すの大変そう・・・。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年5月5日
- 読了日 : 2021年5月2日
- 本棚登録日 : 2021年5月2日
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