どろぼうがっこうぜんいんだつごく (かこさとしおはなしのほん)

著者 :
  • 偕成社 (2013年9月18日発売)
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本棚登録 : 709
感想 : 44
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『どろぼうがっこう』はくすりと笑えたけど、こちらは笑えない要素が多かったです。
悪いことをして刑務所に入っても、見かけ上きちんとしていればいいとか、そのためには職員を暴力で思い通りにすればいいといったどろぼう学校の教えが子どもの絵本に出てくることに困惑しました。
記念日だから出所できるなんてこともあり得ないですし。どろぼうの学校という設定はとてもおもしろいけど、肯定していい存在ではないだけに難しいですよね。
かこさとしさんが、このシリーズを書くにあたって前回捕まった先生と生徒を出所させる必要があり、悩まれて苦労して出来上がった作品のようなので星2は心が痛みますが、もう少し愉快なドタバタ劇風な展開を期待していました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 絵本
感想投稿日 : 2023年9月14日
読了日 : 2023年9月14日
本棚登録日 : 2023年9月14日

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