ねずみとくじら (評論社の児童図書館・絵本の部屋)

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感想 : 36
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ねずみとくじらの優しさがあふれる素敵な絵本です。
優しい色合いの絵に癒されますし、何より言葉が美しい本です。

特に素敵だなと思った表現を書き出しますと、

「いきてここにいる けしつぶほどのねずみのみも、いきてひろがる だいうちゅうのなかまとして、しみじみうちゅうぜんたいを したしくかんじました」

「ポーリスは、ねずみのちいさい かわいさや やさしさ、かるいふるまいや こわね、ほうせきのようなめのかがやきに ひきつけられましたし、エーモスは、くじらのおおきなからだや どうどうとしたようす、ちからやうごき、ひびくこわねや あふれるしんせつにうたれました。」

そして、くじらがねずみを想ってつぶやいた、
「なりはちいさいが、しつせつのかたまりだな」というセリフがお気に入りです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 絵本
感想投稿日 : 2023年7月4日
読了日 : 2023年7月4日
本棚登録日 : 2023年7月4日

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