オカルト 現れるモノ、隠れるモノ、見たいモノ

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012年4月10日発売)
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本棚登録 : 392
感想 : 54
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数年ごとに起きるオカルト、スピリチュアルブーム。繰り返される真偽論争。TVドキュメンタリー『職業欄はエスパー』を製作し、単行本を出した筆者による『続編』といったものであると解釈をしております。

これは筆者の制作したドキュメンタリー『職業欄はエスパー』の書籍化されたものの続編で、単行本化される際に、大幅な変更が加えられた後に出版されたのだそうです。

僕はかつて『職業欄はエスパー』の映像版も書籍版も両方に目を通していたのですが、内容をあまり思い出せずに、彼がここでたどった軌跡を追っておりました。 ここで描かれているのは数年ごとに起きるオカルト、スピリチュアルブーム。繰り返される真偽論争。何年経っても一歩も進まないように 見える世界。そういう『オカルト』の世界を筆者と担当編集者の コンビが取材したものをまとめたものになっております。

僕個人に限っていうと、幼少期にオカルト関係の本を 少し読んだり、テレビで『スプーン曲げ』の人間が送った念波を 受信したのかどうか知りませんが、大の大人が力を入れないと曲がらない大き目のスプーンが、何の苦もなく曲がったりなど。そんなことがあったなと思い出しましたが、現在はオカルトというものをあまり信じておりません。

ですので、ここに出てくるイタコの話ですとか、ダウジングの話に関しては正直のところ、「ほんまかいな?」と半ば半信半疑で読んでおりました。それよりもむしろ、ここに出てくる『超能力者』たちの人間くさい部分のほうが、僕にはなんと言うのか…。とても印象に残っておりました。これに関してはお時間がある方にのみ、お勧めをいたしたいと思っております。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年4月14日
読了日 : 2013年4月14日
本棚登録日 : 2013年3月29日

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