目上の人を平気で「できていない」と批判する若手社員、駅や飲食店で威張り散らす中高年から、「自分はこんなものではない」と根拠のない自信を持つ若者まで―なぜ「上から」なのか―。ま、いろんな人がいますわな。
「目上の人を平気で「できていない」と批判する若手社員、駅や飲食店で威張り散らす中高年から、「自分はこんなものではない」と根拠のない自信を持つ若者」本当に世の中はいろいろな方がいるもんだとこの本を読んで思いました。
この本はなぜ「上から」ものを言ったり考えたりする人がいるのか?また「上から」という目線がどうして気になるのか?ということを心理学者である筆者が読み解いたものです。
個人的には筆者の読み解くメカニズムについては「最近の若い方」(この文句は何千年も前から使い古されていることは承知の上)がとにかく「上から」ものを言われるのがいやで仕方がないと。自分の中にもそういう要素がまったくゼロではないのでなんともいえないものがあるんですが。少なくとも社会的な顔をしなければならないときにはそれなりのことができなくはないというのと「そういうこと」をいうのがたとえば上司の場合は「職業的良心」に基づくものだということはやっぱり、何度か会社をクビになってわかるのではないでしょうか?
後、「上から」という目線でものを言われるのがイヤという方は何らかのコンプレックスだったり、その他もろもろのことがあるんだなぁ、と感じながら。筆者の文章を読んでいました。「世代間コミニュケーション」というものについて、考える必要性がある方は手にとって見てはいかがでしょうか?というのが感想です。それ以上でも以下でもありません。
- 感想投稿日 : 2012年7月18日
- 読了日 : 2012年7月18日
- 本棚登録日 : 2012年7月18日
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