「古池の句で切り開いた心の世界を求めて旅に出た芭蕉は、みちのくで何もかも押し流す時間の猛威を目の当たりにし、無常迅速な時間の波に洗われるこの世を人はどう生きたらいいかという大問題を抱えて旅の前半を終えました。 後半では月、太陽、星のめぐる宇宙を通り(第三部)、そこからふたたび別れの嘆きに満ちた人間界へ戻ってくることになります(第四部)。ここで芭蕉が追い求めてきた心の世界はさらに発展して不易流行(第三部)、「かるみ」(第四部)という新たな境地に達することになります」
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- 感想投稿日 : 2023年1月9日
- 読了日 : 2023年1月9日
- 本棚登録日 : 2023年1月9日
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