勧善懲悪のハッピーエンドだった原案を、シェイクスピアはこの滑稽なほどの悲劇に改変した。
本当の悲劇に「悪役」はいない。「悪役」はフィクションの中に閉じ込められた存在だが、劇中で猛威を振るう「この世の不条理」は、現実世界との向き合い方に暗い覚悟を迫ってくる。
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- 感想投稿日 : 2020年12月6日
- 読了日 : 2020年12月13日
- 本棚登録日 : 2020年11月23日
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