ラーメン食べてる「ぼく」、寝そべって見てるテレビのチャンネル変えた「みっちゃん」、何の心配もなくシャワートイレのボタン押した「たいちゃん」…と、最初はのどかな日本の子どもたちが、リレー(谷川俊太郎先生の「朝のリレー」を私も思い浮かべました)のように繋がっていきます。平和で、大人に守ってもらえている子たちです。それが、海を越え山を越えていくうちに、お手伝いレベルでない「仕事」をしている子どもたちの世界へ引き込まれていきます。
男の子が倒れていたのは何故? それを思うことができさえすれば、誰の心にも残ると信じます。裏表紙で、男の子は立っています。でも、この子はそこから、安心できる居場所に行けるのでしょうか? 大人として、心に刻んでおきたいです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
絵本
- 感想投稿日 : 2023年10月24日
- 読了日 : 2023年10月24日
- 本棚登録日 : 2023年9月19日
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