「イブン・ファドランの旅行報告書」をもとに書かれた冒険物語。どこまでが史実でどこからがフィクションか分からない書き口は、流石マイクル・クライトン。
アラブ人のイブン・ファドランから見た、北人(バイキング)たちの豪放で大らかで誇り高い生き様がかなり詳細に書かれている。こんな連中にしてみたら、戦いと宴しかないヴァルハラは本当に天国なんだと納得できる。
バイキングとの会話はたった一人の通訳の戦士を通して行われるところが、一歩引いた客観的な視点で良いと思った。
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- 感想投稿日 : 2013年6月20日
- 読了日 : 2013年6月20日
- 本棚登録日 : 2013年6月9日
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