戦国の梟雄・松永久秀が悪逆の限りを尽くす。隠れ久秀ファンの自分としては嬉しい限り。ただ、果心居士の愛弟子の忍者が意外にあっさり倒されていくのは残念だった。久秀が三好家滅亡後もしばし生き延びていたため、はっきりしている史実は曲げないという方針の山田作品の都合上、強引に15年の間隔があいてしまうが、忍法というものを前提として読んできている以上、それを気にしても仕方がないだろう。史実を無視して久秀を無理に殺してしまうと、収集のつかない荒唐無稽になってしまうのだし。
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- 感想投稿日 : 2006年12月5日
- 本棚登録日 : 2006年12月5日
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