読むにはちょっと体力と時間とアタマが必要な本。ページ数は決して多くないですが、読み込んで本を閉じるのに数日かかりました。でも、まだ全部は読めてない感じ。そのうち、また戻ることになりそうです。
人が「想定外」「ありえない」という事態に対していかに弱いか、そういった事態に直面した時にどうやって理由を後から作り上げていくか、それによってどのように認識を誤っていくか、ということが詳しく述べられています。というか、詳しすぎてたまに話がよく分からなくなります。この辺をストンと理解するには、本をしっかり読むスキルのようなものが求められてくると思います。
何かを「予想」する時に陥りがちな間違いをクリアにしてくれるという点で、非常に面白い本です。ただ、すでに何度か書いたように、読むには読書の作法のようなものが不可欠。そう考えると、この本に書いてあることを掴めるようになることで、読書力がアップするかもしれません。
そう考えると、時間のある時にじっくり向き合うべき本だと思います。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ビジネス書
- 感想投稿日 : 2012年12月31日
- 読了日 : 2012年12月25日
- 本棚登録日 : 2012年12月31日
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