ソクラテスの最後の晩餐: 古代ギリシャ細見 (ちくまプリマーブックス 149)

著者 :
  • 筑摩書房 (2002年2月1日発売)
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本棚登録 : 48
感想 : 8
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古代ギリシャの食生活や婚姻、時間の概念、選挙の方法など、生活に関する様々なテーマについて取り上げられた本。

それぞれのテーマは非常に面白いのですが、ちくまプリマーブックス=小中学生が読めるような本である、ということを差し引いても、文章の書き方や各テーマの掘り下げ方がかなり浅い。できれば、とりあげるテーマがもっと少なくてもいいから、各々をもっと深く書いてほしかった。この状態だと、個別のテーマに対してごくごく初歩的なことしかわからず、逆にストレス溜まります。
また、脚注や引用元、参考文献が記載されていないので、どこまで史実でどこからが著者の見解なのかが判然とせず、この本に載っている内容を鵜呑みにしてもいいのかどうかが分からんのが困りもの。

とは言いつつ、あくまで初歩的なことについて知るための入門書、と考えればいい本だとは思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史・宗教・民族
感想投稿日 : 2015年12月29日
読了日 : 2015年7月13日
本棚登録日 : 2015年12月29日

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