技術中将の日米戦争: 陸軍の俊才テクノクラート秋山徳三郎 (光人社ノンフィクション文庫 505)

著者 :
  • 潮書房光人新社 (2006年8月1日発売)
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感想 : 1
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なんとなくパットしない軍人のなんとなくぱっとしなかった功績を書いた本。
機械化された工兵部隊で適時適地に飛行場を出現させると言う構想が南方の島々で実現されていれば、空母を建造するのに匹敵する効果があったと思われる。
事実、アメリカ軍の建設工兵隊シービーはそれを実現したと書かれている。
第二次大戦の回想録などを読むと、アメリカ軍の航空基地を攻撃しても数時間後には機械力を使って補修され、翌日には復旧しているというような記述がよく見られるが原因はこの部隊だ。
軍部が技術、機械化というものをもう少し理解していれば十分に輝けた軍人だったと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 軍事
感想投稿日 : 2014年11月11日
読了日 : 2014年11月11日
本棚登録日 : 2014年11月11日

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