作詞家の安井かずみさんが逝去される前に加筆訂正したエッセイ。
パリ、ベルリン、ロンドン、ニューヨークと生活の拠点を移し、華やかな人脈と芸術に身をおいた日々を書き起こしたエッセイだけど、実際には根無し草のようにと例える満たされない自己を見つめ続けることがテーマとなっていて、
「自分には元から何もなく、今も何もなく、それでも生きていける、生かされていることに気づく」までの旅の記録でもある。
読書状況:読み終わった
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Essey
- 感想投稿日 : 2011年12月6日
- 読了日 : 2011年12月6日
- 本棚登録日 : 2011年12月6日
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