第94回 1985年(S60)下直木賞受賞作。戦後の東京下町、隅田川河岸のまち築地を舞台とした物語。八つの話で構成されており、商売人やその家族が各編の主人公となっている。町の馴染みの衆のなかに、忽然と見知らぬ青年が現れるところから話が始まり、彼が何者であるのかの謎解き形式で物語が進む。
”河岸の土地柄”と”人と人とのつながり”を読者に意識させており、全体的に”橋”をモチーフとしているようである。
人情味が溢れる秀作。おすすめ。
しかし、築地の場所はいまいち把握できずにいたけど、新橋からも近いようなので今度歩いて行ってみよう。
目次)市場通り/門跡橋/築地川支流/波除神社/海幸橋/勝鬨橋/晴海通り/隅田河口
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
直木賞受賞作
- 感想投稿日 : 2014年2月20日
- 読了日 : 2014年2月20日
- 本棚登録日 : 2014年2月20日
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