検屍官 (講談社文庫)

  • 講談社 (1992年1月8日発売)
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本棚登録 : 1911
感想 : 195
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パトリシア・コーンウェルの処女作。レビューがいまいちだったのでどうかと思ったが、事前の期待以上に面白かった!ただし、テクノロジーの進歩から若い世代の人には「?」という箇所があるかもしれない。
アメリカバージニア州郊外で起きた連続強姦殺人事件の犯人を、検視官というサイエンティフィックな立場から探る。ストーリー自体はシンプルだが、登場人物も多いうえにそれぞれが微妙に怪しく、後半スリルが加速する。
緻密さはYの悲劇を思い出させる。とはいっても、Yの悲劇のほうがしてやられた感はあるが。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年11月21日
読了日 : 2013年5月7日
本棚登録日 : 2014年11月21日

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