大嫌韓時代

著者 :
  • 青林堂 (2014年9月24日発売)
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感想 : 17
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在日韓国人の特権を許さない市民の会代表の、桜井誠氏による本。右翼的な思想を持つ人の本を読んだことが無かったので、読んでみた。本人は「保守」と言っているが、そのあたりの棲み分けはよくわからない。
主張する内容は過激である。在日韓国人が生活保護や年金を受け取るのが許せないらしい。
歴史的ないざこざについて、韓国人が何度も日本政府に謝罪や賠償金を要求したり、従軍慰安婦の像を韓国の外にまで設置したり、今度は徴用工問題を蒸し返している点については、私も日ごろ不思議に思ってはいる。本書は、既に日本に住んでいて韓国籍を維持しながら、選挙権を主張したりするいわゆる在日韓国人が、外国人の中でも特別に優遇されている点を指摘している。
皮肉なのは、韓国のニュースのように、「なんと愚かなことに」的な表現を使っていることだ。不条理なのは理解できるが、こういう何かや誰かを憎むといった、ネガティブエネルギーを抱えて生きるのは疲れるだろうな、と想像する。
右翼の人たちの主張と彼らなりの正義が一部分かるかもしれない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2019年3月27日
読了日 : 2019年3月27日
本棚登録日 : 2019年3月27日

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