ミステリーというより女性消防士の成長物語ですね。火災と闘うのだから過酷な職業であることは想像できますが、男社会の中、後輩いびりをする上司・先輩・同僚に囲まれ、負けずに奮闘する蘭を応援したくなります。中盤までは嫌味な先輩たちに腹が立ちますが、それだけに、みんなが蘭に仲間意識を持っていたと分かる場面はすごく良かったです。第三出場は読みどころがたくさんあって、特にお父さんの話は泣けました。また読みたい作家さんが増えました。
読書状況:読み終わった
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・佐藤青南
- 感想投稿日 : 2015年6月13日
- 読了日 : 2015年6月13日
- 本棚登録日 : 2015年6月9日
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