金魚屋古書店 (4) (IKKI COMICS)

著者 :
  • 小学館 (2006年11月30日発売)
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本棚登録 : 450
感想 : 20
5

やあやあ、面白い!
噂には聞いていたけれど、とっても面白い!

登場人物もさることながら、まず描いてる人が
漫画を愛しているのが伝わってくる。
読んでみたい漫画が増える増える。
人間賛歌。漫画賛歌。びばびば。

話は一話ずつ完結するけれど、
登場人物たちは読み進めるごとにお互いゆるやかにつながっていく。
紙の束で結ばれる絆だ。みんな金魚屋の住民になっていく。

話自体もはっとさせられるものが多い。

「アドルフに告ぐ」の関口さんの敬礼
宮沢賢治の回(冒頭の賢治の言葉とキャバクラの風景からしてもう!)
ビニールできっちり舗装してあった漫画たち
地下の広大なダンジョン、その暗さ、果てしなさ、匂い
店長名言(漫画は無力ではなく、漫画を読む人間は常に無力。でも漫画はそれでもいいと言ってくれる)
デビルマンに出会った時の少年
銀河鉄道999で父親が子供を叱るところ
藤臣くんの回

挙げだしたらキリがないや

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 漫画
感想投稿日 : 2009年5月5日
読了日 : 2009年5月5日
本棚登録日 : 2009年5月5日

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