野良着 (ものと人間の文化史 95)

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  • 法政大学出版局 (2000年9月1日発売)
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感想 : 4
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農家の日常の仕事着や、農具との関わり、職人の仕事着との違いなどが図版で丁寧に解説されている。
衣服は他の者に比べて短期間に消耗してしまう。現在自分も含めて、日常の生活で着る衣類を後世の資料になるかもしれないと考えている人などほとんどいないと思う。

簡単な実測図も小さいながら添えられており、季節や作業内容によって細かく仕事着の組み合わせやデザインが変わる様子などが興味深い。

もんぺや袋、かごなどが非常に機能的で美しいデザインだった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年5月23日
読了日 : 2021年5月23日
本棚登録日 : 2021年5月23日

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