現在の官僚制が抱える問題に対する分析および改革案について書かれている。
現在の官僚組織の構造的な欠陥について、著者の個人的な体験をふまえて書かれている部分に関しては説得力があり、危機感が読者にも伝わってくるような構成になっている。
ある意味では、越権的な人事組織がある中国共産党の方が優れている部分もあるのかもしれない。
ただ、改革案については、実現のためにどういう立場の人が何をすることが必要なのか、もう少し掘り下げて可能性の吟味を行ってもらいたかった。
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- 感想投稿日 : 2013年5月6日
- 読了日 : 2013年5月6日
- 本棚登録日 : 2013年5月6日
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