鬼面白い★5 ど真ん中ハードボイルドの名作! 平成初期の新宿で展開する警察官連続殺傷事件 #新宿鮫
新宿署の刑事である鮫島はキャリアから落ちぶれ、いつも独断で捜査をする警官だった。ある日新宿管内で警察官殺傷事件が発生、特捜本部で大捜査網が張られる。鮫島は独自の調査と捜査で、執拗に犯人を追い詰めていくが…
ワイルドな鮫島がカッコいい!
重厚感たっぷりな警察小説の傑作ですね、ハードボイルドは、まずはこれ読んどきゃ間違いないです。平成初期の時代背景が懐かしい。今も新宿は混沌とした街ですが、かつての風景が思い出されます。
ストーリーはよく組み立てられた構成で、エンターテイメント性が抜群。
犯人との攻防、警察組織とのいがみ合い、彼女との恋愛描写などなど、読者を楽しませる要素が満載です。導入の怪しげな始まりから、中盤の情報収集と大捜査、そして終盤の怒涛の展開!これは読む手が止まりませんよ、面白いっ
そしてなんといっても登場人物たちが素晴らしい。
主人公である鮫島を中心に、ヒロイン、刑事、極道、犯人、一人ひとりのキャラクターづけがお見事。やっぱり良い小説は人を描くのがお上手ですね。
自らの信念のもと、犯人を追い詰めていくところは胸アツでしびれました。
上司の刑事も渋いっ こんなカッコいい男だったら、自分もモテたろうに…
実は未読だった新宿鮫シリーズ、下馬評通りやっぱり最高ですね。まだまだ続編があるようなので、ゆっくり楽しんでいこうと思います。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
警察小説
- 感想投稿日 : 2022年6月9日
- 読了日 : 2022年6月8日
- 本棚登録日 : 2022年6月8日
みんなの感想をみる
コメント 2件
松子さんのコメント
2022/06/09
autumn522akiさんのコメント
2022/06/11