・煉獄の観念は、教会が12世紀につくりだしたものであるが、ヴァルド派はこれを否定し、人間の死後の運命は天国に行くか地獄に落ちるか、二つの道しかないとした。そして彼らは、ヴァルド派の者は天国へ行き、そうでない者は地獄へ落ちると主張した。さらにまた、聖人崇拝も聖書にはない慣習として否定した。
・ヴァルド派のもう一つの特徴は、女性信者がとくに多かったことである。その数で、男性信者の数を上回っていたという。さらに、女性の完全者がいたことも、カトリック教会が女性司祭を認めなかったことに比べれば、特筆に値する。
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- 感想投稿日 : 2021年11月9日
- 読了日 : 2021年11月9日
- 本棚登録日 : 2021年11月9日
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