「小人にされ、ガチョウの背に乗ってスウェーデン縦断の旅をすることになった少年ニルス。ノーベル賞作家、大江健三郎氏が少年時代に深い感銘を受けたことで話題になった作品。初めての全訳版。」
・少年ニルスは乱暴で嫌われ者。そんなニルスはトムテを怒らせて小人にされてしまう。
・空の旅の楽しさ、夜の危険、悪天候、ひもじさなどの困難。動物たちと協力し、人間の知恵を使ってなんとか乗り越える。
「遙かなる北欧スウェーデン。森と湖、凍える夜、温かい羽毛、空から見下ろす協会、石作りの城、農家の納屋、銅貨、果樹園、復活祭。なにもかもが目ずら惹く、私はたちまち未了された。そして、いっしょに行きたいと切望した。ひとりぼっちでいるより、大空を飛んだ方がよっぽど楽しそう。仲間だっている。ままならぬ現実など、こちらから背を向け、コウノトリやネズミ、羊と言葉を交わし、木の実を食べよう。」大崎梢(『10歳までに読んだ本』)
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カテゴリ:
児童書 小学校高学年
- 感想投稿日 : 2023年6月25日
- 本棚登録日 : 2023年6月25日
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