永遠に待ち続けると思うのです。世界のどこに行っても、地の果てにいても、私はあなたを待っている。――6年前、突如行方が分からなくなった恋人を待つ女性のモノローグからなる表題作他、濃厚な死の影の間近で紡がれる詩情。著者自ら「この六編を超える作品はもう書けないかもしれない」と語る傑作短編集。
秘めごと
月の光
パロール
夏の吐息
上海にて
春爛漫
「人生にどんなに悲しいことが起こっても、心に喪失感という大きな穴がぽっかり空いたとしても、通り過ぎた後に、たくましく生きている自分がいることを大人の女は知って居る。ーご本人も作品も、私が子供の頃にあこがれた「大人の女」そのものです」
(『小泉今日子書評集』の紹介より)
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カテゴリ:
9類 文学
- 感想投稿日 : 2023年8月29日
- 本棚登録日 : 2023年8月29日
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