(『世界史読書案内』津野田興一著 の紹介より)
19世紀から20世紀前半にかけてのロシアの革命運動について。ロシアは大国ではあるけれども、社会制度や経済面では立ち遅れが目立ち、19世紀に国民国家を建設したときには、他のヨーロッパ書庫億に比べると見劣りがした。その分だけ、地主と農民や工程との間の矛盾は大きく、社会の変革を求める動きも大きかった。デカブリストの乱、ナロードニキの運動、ロシア統治下のポーランド人やユダヤ人の民族運動、ロシア社会労働の結成、血の日曜日事件に始まるロシア第一次革命、そして1917年ロシア革命等。これらの動向を、多くの人物を中心にとらえつつ、また、ロシアの文学作品も織り交ぜながら、ロシア社会の構造を描き出している。
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- 感想投稿日 : 2023年8月15日
- 本棚登録日 : 2023年8月15日
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