急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則 (SB文庫)
- SBクリエイティブ (2007年6月23日発売)
傍観者問題=傍観者が多いほど、個人は反応しない。
ティピングポイント=少数者の法則、粘りの要素、背景の力。
弱いきずなの強さ=弱いきずなが多い人は社会的力が強い。
少数者のコネクターによってティッピングポイントが始まる。感染がスタートするには例外的な少数者がいればよい。
粘りの要素=セサミストリート。記憶に粘るメッセージがティッピングポイントになる。毎回同じ構成で粘りの要素を加える。
背景の力=ニューヨークの犯罪率を減らした方法。背景に対して異常に敏感に反応する。割れた窓の理論。
地下鉄の落書きを徹底的になくした。無賃乗車を徹底的に取り締まった。無秩序を象徴する小さな印に目を付けた=背景を改善すれば全体が改善する。
正直ささえ、状況に左右される=監督官がいなければカンニングは増える。
背景の小さな変化が感染爆発には重要。
150の法則=150人までが集団として最適。ダンバー数。
150を超えると自然発生的に派閥ができる。ヒュッテル派は、共同体が150を超えると二つに分ける。ゴア社の工場は150人が単位。創立当初の小規模な形態を維持している。仲間が自分のことをどう考えているかを知っている人数。小集団の中で形式ばらない人間関係が機能する数。
エアウェークの靴=当初流行の理由は、イノヴェーターの靴を多数派が欲しがった。イノヴェーターの靴でなくなると流行は終わった。主流派のための靴を作ってはダメ。
10代の自殺感染。ミクロネシアで自殺が流行した。
自殺報道が出ると、自殺率が急増する。マリリンモンローのときは一時的に12%も増えた。
喫煙の習慣が広がることと同じ。喫煙は習慣にねばりつく。仲間内の影響。
ティッピングポイントの教訓=限られた資源を一点に集中する。
- 感想投稿日 : 2022年4月6日
- 読了日 : 2022年4月6日
- 本棚登録日 : 2022年4月6日
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